あなたはデイサービス職員です。

「発災」

2月22日(金)
天気 雨
気温 8度
時刻 16時
場所 デイサービス
震度 5強
停電発生
利用者 25名
介護職員 6名
看護師 1名
管理者 外出中
通常は16時30分より帰りの送迎開始。
17時30分には暗闇につつまれます。
利用者を家に送り届けるのか？
それとも宿泊させるのか？
避難所へお連れするのか？

参加メンバーは設定職員数と同じ7名
今からの5分間で、これから行わなくては
ならないことを、思いつくままホワイトボードに
すべて書き出して下さい。
5分を過ぎた所から様々なイベントが発生します。
皆で力を合わせて、問題を解決して下さい。
注意点は一つ。問題に真摯に取り組んで下さい。
決して、各イベントを放置しないで下さい。
時計の時刻を16時にセットしました。
では始めて下さい。

(5分経過)

イベント開始

・水道も不通のようだ
・固定電話、携帯電話ともに不通
・家具の下敷きになった利用者を発見。
頭部より大量出血、右足を骨折している
・洗面台の下より大量の水漏れ、床に広がっている
・厨房の方よりガス漏れのような匂いがする
・認知症の人が不穏になり、フロアを歩き回り始めた
・窓ガラスが割れて床に散っている。窓から冷気が入ってくる
・トイレへ行きたいと、車椅子の女性が訴えている。
・痰の吸引が必要な人が苦しそうにしている。しかし、吸引器の
電源が入らない。
・近所の人から、家の下敷きになった高齢者のレスキュー依頼がきた。
・寒いと訴えている利用者がいる
・一人の利用者が腹痛を訴えている
・家に送って欲しいと独居老人3名が口を揃えて言い始めた。
・便失禁したのか、認知症の女性から便臭がする。
・インフルエンザ罹患の地域住民がベッドを貸して欲しいと訪ねてきた。
・怪我をした男性高齢者を、その息子と思しき男性がおぶって連れてきた。
・トイレの水が無くてトイレが流れない。
・近所の顔見知りの方々5名が保護を依頼してきた。犬を2匹連れている。
・南角で天井から雨漏れしている。
・食料を分けて欲しいと近所の住民が訪ねてきた。
・トイレを貸して欲しいと、女性が3名訪ねてきた。
・先生の知り合いと言う方が4名、宿泊させて欲しいと訪ねてきた。
・水を分けて欲しいと男性が、空のペットボトルを2本持って訪ねてきた。
・看板が倒れて、3台中2台の車が使用不可。
・使用できる車のガソリン残量は1目盛しかない。
・片言のブラジル人3人がやってきて何かを訴えている。
・近隣住民が車椅子をかして欲しいと言ってきた。
・今にも生まれそう！と妊婦が助けを求めてやって来た。
・小学生一人が大泣きしながらやってきた。ただただ大泣きしている。

ケアマネ編、施設編、病院編　作成中

皆さんは、「BCP」と言う言葉を聞いたことがありますか？

正直、私も先週まで全く知りませんでした。

BCPとは事業継続計画の事。

医療・介護福祉事業者にとって、これほど

知っておくべき重要な事があったのかと

自分自身、恥ずかしくなり、ただ今

勉強中です。

森永乳業グループ　株式会社　クリニコ様より

講師をお招きして「栄養と褥瘡」と言うテーマで

勉強会を開催いたしました。

http://www.clinico.co.jp/products/index.html

高齢者をお預かりする上で重要なものの一つ。

自施設の防災マニュアルをしっかりと読み込んだ

方は見えますか？

緊急連絡網くらいは誰もが知るところです。

もし今、大震災が発生したら？

最近、妙にそんなことをしきりに考えるように

なりました。

自分個人での備え、法人としての備え、

少し真剣に検討すべき事ではないでしょうか。

平成24年12月18日

介護施設・介護サービスの事業所評価を考えていったところ、
その評価基準の１つとなるものに、「職員からの利用者紹介率」
を提案したい。
本当に良い施設（サービス）かどうかは、実は、そこで働くスタッフが、
一番知っているのではないでしょうか？
自分たちの提供しているサービスによそには負けない自信と誇りを持っているからこそ、

身内や知人を紹介できるのではないでしょうか？
顔見知りだとやりにくいからと言う意見もあるかと思いますが、

「プロ」である以上、その意見は適切ではないと思います。
大切な人だからこそ、私たちに任せて！と胸を張って言えることの素晴らしさ。

目指すべきはそこにあるかも？

平成24年７月11日